こだわりの修理事例

987型ポルシェボクスター


右折時、うっかりハンドルを切りすぎてしまい、ポールに右リヤフェンダーをぶつけてしまったお車の修理事例です。


作業の流れ

まず、リヤバンパーとテールランプはずします。裏側の損傷も確認します。


ダメージを受けた部分の塗装を最小限にとどめて削り、ピンポイントでスタッドを使いワッシャーを溶接します。少しずつ元の高さまで引き出します。


鈑金完了です。


もちろん、ボディ・タイヤ等が汚れないように集塵装置を使い作業します。グレーチングの中の黒く見えるところにパテの粉が吸い込まれていくようになっています。


パテを平らになるよう削り、成型していきます。


サフェーサーを吹き付ける前にガイドコート(黒い粉)をし、小さな穴や傷を見落とさないように最終確認します。


サフェーサーを塗装し終えたところです。


短波と呼ばれる赤外線乾燥機で60℃×20分、強制乾燥させます。


ここでも、しっかりとガイドコートで確認しながら
マスキングテープを使ってオリジナルのプレスラインを再現させていきます。


水磨ぎが終わり下地処理が完了です。


マスキングを終え、脱脂してから塗装に移ります。


ゴミやほこりをシャットアウトされた塗装ブースの中でRM社の高級水性塗料を使い、その日の気温・湿度を考えてシンナーの選択をして、ポルシェオリジナルの塗装肌を再現していきます。


磨き作業が完了してから、最後にストーンガード(飛び石保護シール)を貼り完成です。

完成です。

いつも通り、何事もなかったかのように復元いたしました。




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