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板金塗装事例

フェラーリ599


フェラーリのフラグシップモデルあり、しかもフロントにV12エンジンを配置するFRのツーシーターのお車で、まさに大人のフェラーリ?と呼べるスーパーカーの入庫です。
このお車のご依頼はフェラーリ及びスーパーカーを中心に厳選した車両のみ販売を行っております、アルティメット・モーターカーズ様より請けたまわりました。

 

修理作業の流れ

高速道路を走行中、何か固い金属のようなものを踏んでしまい、右フロント・リヤホイール及びタイヤを中心にダメージを受け、その破片でボディに傷がついてしまったフェラーリ599の修理事例です。幸い、サスペンションやボディ骨格へのダメージが無かったのが何よりです。

フロントバンパー・右ヘッドライト・フェンダーライナー・右サイドステップを取り外します。ここで、本来であればフロントフェンダーをボディから外して作業したいのですが、スーパーカーと言うことを考えますと、出来るだけオリジナルの状態を保ったほうがいいと判断(ボルト等を触らない)しまして、付属品の脱着のみで作業致します。

傷をダブルアクションサンダーで削り取り、カラーサフェーサーを塗装して表面をシールします。その後、強制乾燥させてサフェーサーが硬化したら、耐水ペーパーを使って平らに研ぎ作業をおこなってからマスキング作業に入ります。

ビアンコと呼ばれる白です。きれいな2コートソリッドの塗装で、イタリア製高級塗装ブースの中でフェラーリ特有のオリジナル肌を再現致しました。

ここからは、ハーマン社製21インチホイールをマットブラックに塗装致します。
このホイールは本来2本交換の予定でしたが、製造が中止されてしまったようなので、品番変更後の新品を4本塗装しました。

黒の艶消し塗装が終わったら、HAMANNの文字の所を手作業で白に塗装します。
指先を震わせながらの地道な作業となり、1本塗り終えるのに約1時間位の時間を要しました。(塗装部門を担当者した郡司談)

ホイールボルトも同じく艶消しペイント致します。

完成です。

最後に念の為、四輪アライメントテスターで数値を確認し完成致しました。いつも通り何事も無かったように復元致しました。修理は完璧に・・・といつも心がけておりますが、所々の工程で写真を撮り忘れてしまったことが、唯一心残りとなりました。
坂本オート・サービスでは滅多に見ることのないこのようなお車を修理させて頂くことが、何よりの働き甲斐と感じてスタッフ全員で頑張っております。また、業者様・一般ユーザー様・車種問わず、手を抜かない完璧な仕事をお約束致します!
この度は、貴重なフェラーリ599の鈑金修理のご用命ありがとうございました。

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